よくあるご質問

残業代は退職後でも請求できますか?

残業代は、退職後でも請求できます。ただし、2年間の「時効」に注意して下さい。

 

残業代の請求権は、法律上「賃金の請求権」にあたり、本来の支払期日から2年間が過ぎると時効により消滅するとされています(労基法115条)。

たとえば、毎月締め日が20日、給料日が当月25日の会社があるとします。

2015年1月21日~2月20日の間に残業したことに対する残業代は、2015年2月25日が本来の支払期日ですから、そこから2年後の2017年2月25日を過ぎると、時効で消滅してしまうのです。

時効を止める(中断する)ためには、時効が完成してしまう前に、(1)会社に対して裁判や労働審判を申し立てたり(民法147条1号)、(2)会社宛に請求(催告)を行ったりする必要があります(民法153条)。

 

ですから、「退職してから残業代を請求しよう」と考えている方であっても、特に長期間にわたって勤務されていた方の場合は、「時効」で損をしないためにも、できるだけ早めに弁護士にご相談をいただくことをお勧めします。