よくあるご質問

みなし労働時間制って何ですか?

みなし労働時間制とは、一定の条件のもとで、実際の労働時間とは関係なく、一定の時間労働したものを「みなす」仕組みのことです。

この仕組みが適用される場合、例えば、実際に働いたのが3時間でも、10時間でも、あらかじめ定められた時間(例えば8時間)だけ働いたものとみなされます。

「実際に3時間しか働いていないのに、8時間働いたものとみなされる(8時間分の給料がもらえる)」という点だけを見れば労働者にとって嬉しい制度かもしれません。

ただ、逆に「10時間働いても8時間としかみなされない」という点を使用者から見ると、何時間働かせても残業代を払う必要がないため(ただし深夜労働・法定休日労働に対する割増賃金は除きます)、いわば「定額で働かせ放題」の制度とも言えますから、悪用されると過重労働の温床になりかない制度ともいえます。

したがって、労働基準法では、「みなし労働時間制」は、厳格な要件・規制のもとで、例外的に認められています。

 

「みなし労働時間制」には次の2種類があります。それぞれの詳しい内容は、別のところで解説しています。

(1)事業場外労働のみなし労働時間制 →「外回りの営業職でも残業代を請求できますか?」

(2)裁量労働のみなし労働時間制 → 「裁量労働制」「システムエンジニアは残業代を請求できますか?」